浜のミサンガ 環 たまき

浜のミサンガ

浜のミサンガ「環」とは

「浜のミサンガ「環」は総販売数169,237セットを販売し、約1億2千万円のお金が浜のお母さんたちの収入になりました。
2013年12月をもって生産を終了しました。ご購入いただいた皆さま、本当にありがとうございました。」

震災後、浜の男性たちには、漁業施設の復旧、瓦礫撤去や工事の手伝いなどの仕事が少しずつ生まれてきましたが、水揚げの手伝い、カキやホタテの殻剥きなど、浜の仕事を元気よく手伝ってきた女性たちの仕事は未だ生まれず、途方にくれているのが現実です。そんな中、生来の働き者でもある浜の女性たちが、浜の漁具を使った手仕事を始めました。浜のミサンガ「環(たまき)」づくりです。「環」とは、日本古来のブレスレットの呼称。一つひとつ漁網で編んだオリジナルのミサンガは、明日の活力(仕事)として、被災者の女性たちが中心となって作り始めています。  ミサンガの販売代金1,100円(1セット・税込)のうち、材料費や販売経費、諸経費を除いた、1セットあたり約500円以上(現状の試算です)が彼女たちの工賃になります。また、制作する女性たちに材料を届けたり、製作の指導をする、地元の方々にも、1セット当たり95円以上が支払われます。ミサンガのモチーフとなる漁網(ぎょもう)も三陸で調達します。地元の方々に少しでも多くの、手仕事での収入を届けることができれば、との思いで始まった取り組みです。

最初にこの漁網を見つけたのは三陸町・越喜来の漁網工場でした。倉庫にあった未使用の漁網をご提供いただき、ミサンガデザイナーやプロジェクトチーム、そして地元の浜のお母さんたちと試行錯誤の上、ようやく生まれました。手先が器用な方は、網のミサンガを。まだ初心者だから入門編でいい、という恥ずかしがりの女性は、細いミサンガを。という風に避難所でワイワイ楽しくはじまりました。漁網自体は切加工が難しいため、網に馴れた地元の若い漁師の仲間たちが漁網を一括で仕入れ、切加工をした上で生産者チームに「材料」として供給しています。漁網は、「いわし漁」など比較的小型の魚の漁に使われる網。もちろん、未使用品を使っています。

ミサンガの販売代金のうち、諸経費を引いた金額が、彼女たちの賃金になります。
※ 浜のミサンガ「環」には、シリアルナンバーの入った品質保証シートがついてます。

皆さまからの応援メッセージ

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いただいたメッセージを印刷して、ミサンガづくりのつくり手さんに定期的に配布していきます。

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